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沖縄の美しい自然
サンゴが隆起してできたと言われている沖縄は、透明度が高く、暖流の黒潮が流れる海がサンゴや魚たちが生息する絶好の環境です。
ウミガメやクジラなど哺乳類も見ることができます。
しかし、近年は地球温暖化の影響で水温が上昇しサンゴが絶滅の危機にあり、サンゴの保全が重大な課題となっています。
一方の内陸では、本島北部の豊かな森が広がるエリアは「やんばる(山原)」と呼ばれ、1000種類以上を超える植物があります。
代表的な植物は、常緑の広葉樹の石鯛、シダ植物のヒカゲヘゴなどがあげられます。
また、慶佐次川、億首川、比謝川などには、日本では主に沖縄でしか見られないマングローブが自生しています。
これらの森では、天然記念物のヤンバルクイナを始めとして多くの貴重な生き物たちも生息しています。
島を鮮やかに飾る花々も沖縄の注目するべき自然の一つです。
沖縄を象徴とするデイゴの花を始め、ハイビスカス、ブーゲンビリアなど赤や黄色のビビットなカラーが沖縄南国情緒を引き立てています。
コバルトブルーの澄み切った海と島を覆う生き生きとした草花のような大自然こそ、沖縄の最大の魅力でしょう。
沖縄の地に赴いたなら、ぜひそのエネルギッシュな色彩に包まれながら自然のパワーを全身で感じ取って行きましょう。
沖縄の美しい海が育んだサンゴ
世界には約800種ものサンゴが生存すると言われ、沖縄では約200種類が確認されています。
サンゴは海を浄化する
サンゴは動物ですが、植物と同様に海水中の二酸化炭素を取り入れ、酸素を水中に放出します。
この酸素を放出するときに、空気や物質を浄化する作用があり、そのサンゴの浄化パワーにより美しい透明度が保たれています。
サンゴとサンゴ礁は違う
「サンゴ」は生き物で、「サンゴ礁」は地形のことを指します。
「サンゴ」がその石灰質の骨格を積み重ねて作る地形のことを「サンゴ礁」と呼びます。
あやふやになってしまいがちですが、この機会にしっかりと理解しておきましょう。
珍しい生き物も暮らすマングローブ
亜熱帯植物のマンローブが生息する林は、まさにジャングルのような場所です。
カヤックツアーが人気
遊歩道が整備されている場所もありますが、カヤックツアーが定番です。
カヤックに乗りながらジャングルを探索しているような気分になり、そこに生息する生き物を観察しながらマンローブを楽しむことができます。
生き物にも注目
マングローブ林にはカニやハゼ、カワセミなど多種多様な生き物が住んでいます。
中でも種類が多いと言われるのが比謝川です。
カヤックに乗りながら生態系をじっくりと観察しましょう。
沖縄でしか見られない花と生き物
生物の宝庫と言われる沖縄には、ここでしかお目にかかれない花や生き物も数多いです。
南国の花々や絶滅の危機にある生き物に注目しましょう。
鮮やかな沖縄の花
島のあちこちに咲き誇る可憐な花々があります。
見かけたら近寄ってみて観察してみるものいいでしょう。
■ハイビスカス
沖縄では「あかばなー」の名前で親しまれています。
ハイビスカスティーにも使われています。
■ブーゲンビリア
主に10月から4月ごろに開花します。
小さながくを取り込むように葉が紫や赤、白に色づきます。
絶滅危惧種の生き物
沖縄には約5900種類もいるとされている動物ですが、しかし、最近は環境破壊や外来種の移入の影響で絶滅の危機にさらされている種が増えています。
■イリオモテヤマネコ
八重山の西表島にのみ生息しています。
淡褐色の体に暗褐色の斑紋が散財するのが特徴です。
■ヤンバルクイナ
飛べない鳥で有名なヤンバルクイナ。
くちばしは太く、赤色、沖縄本島北部のやんばるに生息しています。
まとめ