今回は、石垣島のスーパーや市場などで買いたい食べ物や、見逃せないローカルお土産を紹介していきますね。こんなにも、愛されていたなんて驚きです。なつかしいアレもご紹介!
目次
地元民が愛するローカルお土産についてご紹介
1.石垣島のB級ご当地グルメ
知念商会の「おにささ」
数年前、沖縄ブーム全盛期の頃、おにささも何かと話題になりました。
もともとは、地元の高校生たちが食べていた「おにぎり」のスタイルを「おにささ」と呼
ぶようになったのだそう。
では「おにささ」っていったい何?
これは地元の新聞に載った「知念商会」の「おにささ」についての記事です。
お店には、「おにささ」コーナーがあり、この新聞が置いてありました。
今では、メジャーになった「おにささ」。
実は、ここ知念商会で始めたのが最初。
この店のオーナーの息子さんが、高校生の時に食べていた変わった「おにぎり」が評判を
呼び、あっという間に広まったのだそうです。
なんと今から20年以上も前のことだというからスゴイ!
もちろん今でも地元の人に愛されるローカルフードの代表格です。
おにささ=おにぎり×鶏のささみフライ
つまり、おにぎりの中に鶏のささみフライが入ったもの。
ですが、自分でおにぎりと具とソースなどの調味料をビニール袋に入れてからにぎるおに
ぎり。
具や調味料を自分の好みにアレンジできるオリジナルのおにぎりなんです。
最初は、ささみフライとソースだけでしたが、今では豊富な具材と調味料もバリエーショ
ンが多くなりました。
作り方は?
①ショーケースの中にある豊富な種類の中から好きなおにぎりを選んでビニー
ル袋に入れる。
②次に、好きなフライを選んで入れる。
③ソースなどの調味料を入れる。
こんな感じで、いろいろ調味料も置いてありまよ。
④握りまーす!
こんな感じで、自分だけのオリジナル「おにささ」つくってみては?
「知念商会」は、石垣島の市役所そばの道を、住宅街の方へ向かって登っていくとあり
ます。
地元の人が通う、昔ながらの個人スーパーマーケットです。
意外な掘り出し物が見つかるかもしれませんよ。
2. 元祖「ボンカレー」
いや~~
なんだか、なつかしいですね~
これ、知念商会で見つけた 、元祖 「ボンカレー」!!
もう今じゃ見ることのできない発売当時のパッケージ。
なんと1968年!!
発売当時の懐かしい味わいです。
世界初の市販用レトルトカレー「ボンカレー」は、実はここ沖縄限定で売られているんで
すよ!
意外と知られていないので、お土産にしても喜ばれるかも。
Amazonなどのネット販売でしかお目にかかれないレアものですが、ここ石垣では一個120
円と値段も安い。
知る人ぞ知る、レトロな沖縄土産。
3.豚肉加工品レトルト
てびち➡沖縄に行くと、必ずと言っていいほどよく見かける「てびち」は、豚足を煮つけ
にした郷土料理。
沖縄おでんには必ず入っています。
そのグロテスクな見た目に最初はビックリしますが、ゼラチンやコラーゲンたっぷりで栄
養満点の沖縄発祥の料理。
沖縄地方では昔から黒豚を飼育してきた歴史があり、豚をすべて余すところなく食べる習
慣がありました。
足もその一部なので、どのように調理をすれば美味しく食べられるかを試行錯誤して完成
したのが、「てびち」だったというわけです。
ゼラチンはコラーゲンを多く含み、コラーゲンは肌につやが出て、しわがなくなり美容効
果があるということで女性に人気となったのです。
らふてい➡沖縄の郷土料理のひとつ「豚の角煮」
こってりとした濃厚な味わいが特徴で、ごはんによくあう料理です。
「らふてい」は、本来皮付きの豚肉でつくりますが、琉球王朝時代から受け継がれてきた
伝統的な保存食。
★角煮との違いは?
普通の角煮との決定的な違いは、泡盛と黒砂糖を使って煮込むところ。
本場沖縄の角煮「らふてい」のレトルトは、温めるだけなので便利。
そーき➡これも沖縄を代表する郷土料理で、スペアリブのようなもの。
「そーき」とは、豚肉の部位(骨付きあばら肉)のことで、いわゆる3枚肉。
ソーキそばに入っている豚肉のこと。
★そーきというのは、実は梳(すき)の訛りで、豚の肋骨が梳に似た形状であるため、あ
ばら肉も「そーき」と呼び習わすようになったと言われています。
沖縄料理の歴史
ここで少し沖縄料理の歴史について触れておきましょう。
①琉球王朝時代の宮廷料理
沖縄は、地理的にも中国、台湾など近隣諸国、そしてアジアの国々との交通の十字路にあ
たり、古くから文化的にも交流がありました。
そんな他国、特に中国からの食文化の影響も多分にあり、そこから沖縄独特の料理が生ま
れたのです。
琉球王朝時代に朱里王府では、中国からの要人をもてなすために特別な料理人を雇って中
国料理も学ばせたそうです。
最高級のおもてなし宮廷料理は、中国料理の影響が多分にあったようです。
②太平洋戦争以前の一般市民料理
華やかな宮廷料理とは比べ物にならないほど、一般市民の料理は質素なものでした。
肉は、特別な日にしか食べることができない貴重なもの。
普段は、野菜中心に調理に工夫を凝らしたものを食べていました。
太陽の光をふんだんに浴びて育った野草や薬用植物も取り入れることで、質素でも健康的
な食生活だったのかもしれませんね。
貴重な豚肉は、内臓、血液、顔、耳、足、皮にいたるまで、全てを使いこなし、特別な日
の伝統料理として現在まで受け継がれています。
そういうわけで、全部位を使った様々な豚肉料理は、いまでは沖縄の一般的な郷土料理と
なったのです。
③現代の沖縄料理
太平洋戦争終戦後、沖縄は27年間もの間、アメリカの統治下におかれました。
その頃、配給物資としてハム、ソーセージ、ベーコン、ランチョンミート、コンビーフな
どの肉類が輸入されました。
また、メキシコ発祥のタコスも入ってきたので、これをアレンジして「タコライス」とい
う沖縄家庭料理が生まれました。
その後、1972年の本土復帰により、海産物や納豆などの食習慣が普及していったのです。
ランチョンミートやコンビーフは、「チャンプルー」という家庭料理に多く使用されてい
ます。
4.加工品その他
「コンビーフ」
SPAMというコンビーフ缶は、定番の沖縄土産
「ソーセージ」
種類豊富でパッキングされているので、お土産にもいいですね。
「タコライスの素」
コンビニでも売られているおすすめ土産。
★タコライスって?
「タコライス」とは、「タコ(タコス)」+「ライス」で、タコスの具材をゴハンの上に
乗せた料理。
沖縄が発祥とされ、1980年代初頭の沖縄中部の米軍基地のそばにあった飲食店の店主が生
み出したオリジナル料理。
当時、あまりお金を持っていなかった兵士たちに、安くてボリュームがある食べ物を提供
したいという思いから生み出された料理なのだそう。
タコスは、当時アメリカの統治下にあった沖縄に、米軍が持ち込んだと考えられています
。
少しピリ辛で、使用する具材は、合い挽き肉、レタス、トマト、ゴハン、ブラックペッパ
ーなど。
「じゅーしいの素」
沖縄では、お祝いの席に必ず登場するのが、「じゅーしい」と呼ばれる炊き込みご飯。
レストランでは、沖縄そばのセットに「じゅーしい」がついていることが多いようです。
具だくさんで、豚バラ肉と和風出し汁から出るコクと旨みで極上の沖縄風炊き込みご飯に
!
「じゅーしい」は、おにぎりにしても美味しいですよ。
「スゴモリ」
洒落たネーミングだと思いませんか?
はじめてコレを見つけた時は、衝撃的でした。
採れたての新鮮な卵をゆで卵にして、魚のすり身で包んであげたもの。
見た目がとっても可愛いいので、お弁当に入れてもインスタ映えしそう。
滞在中にぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
「たらし」
たらしとは、魚のすり身や野菜を揚げたもの。
一口大と、小さいものも多く、ビールのおつまみに最高!
わりと濃い目の味付けなので、醤油もつけずにそのままで。
「アセロラ」
皆さんは、「アセロラ」とは何かご存じですか?
南国のフルーツで、日本国内では沖縄本島や石垣島で多く栽培されています。
果実は、サクランボくらいの大きさで、赤く可愛い果物です。
この「アセロラ」、ビタミンCの王様と呼ばれるほど、ビタミンCをたっぷり含んでいるん
ですよ。
野菜などとは比較できないほど。
そんなアセロラを100%使ったジュースがこちら。
ぜひとも、滞在中に飲んでみてはいかがですか。
旅の途中のビタミン補給です。
変わり種のおにぎり発見!!↓
魚のすり身でおにぎりをくるんで揚げたもの。
こんな沖縄のローカルフード、ぜひ一度試してみて!
ビールにもあいます。
ひらやーちーミックス
「ひらやーちー」は、沖縄の定番家庭料理。
「平焼き」の沖縄方言読みです。小麦粉に出し汁をあわせ、野菜などありあわせの具材をまぜて、薄く延ばして焼いたもの。
沖縄版お好み焼きか薄いピッツァ。
他2つは、沖縄名物のお菓子の粉。
変わり種~~!!↓発見
「ハブ アタック」
沖縄は、ハブ酒も有名ですが、「ハブアタック」なるものを発見!(写真右下)
ハブのエキスを使用したキャンデイ。
間違いなく、元気が出そう!!
面白いお土産をお探しの方におすすめです。
これも珍しい!!↓
なんと・・
白い ゴーヤ !!
沖縄の定番家庭料理に、「ゴーヤチャンプルー」なるものがありますが、通常は緑のゴー
ヤを使用します。
めずらしい 白いゴーヤ、いちど食べてみたいです。
さて、
今回は、いろいろな食材やお土産などについてご紹介させていただきました。
こちらは、ほんの一部。
少しでも、皆様のお役にたてたら嬉しい限りでございます。
これからまた、いろんな分野の沖縄をご紹介してまいりたいと思います。